最近、車を運転していて信号待ちをしていると、「コンビニワープ」を目にする機会が増えたように感じます。
コンビニワープとは、信号待ちを避けるためにコンビニの敷地などを抜け道として利用し、信号の先へ出ようとする行為です。
ドライブレコーダーにその様子が映っていた場合、編集してSNSへ投稿し、「危険なのでやめましょう」と呼びかける方も多いですが、残念ながらこの行為はなかなか減りません。
おそらく、やっている本人には「悪いこと」という認識が薄いのでしょう。
しかし、もしその途中で歩行者や他の車両と事故を起こしてしまったら?
その危険性を想像できないまま「便利だから」と行動してしまう人たちの意識には、大きな問題があると感じます。
また、自分自身の運転についても、ここ数年で見直してみると、普段の何気ない行動の中に交通違反となるものが潜んでいることに気づかされます。
たとえば、以下のような行為です。
- 停止線を越えて停車する「停止線違反」
- 一時停止を守らない「一時不停止」
- 交差点での不適切な右左折(右直動作)
- 整備不良(例:極端に車高を下げた“車短”、タイヤのハの字角度、ライト類の不備)
特に整備不良の車を見ると、「この状態でどうやって車検を通ったのだろう?」と不思議に思うことがあります。
私自身も過去に、車高を上げるためにスプリング(バネ)を交換したことがあり、その際は「指定部品」を変更したことになるため、「構造変更」が必要になりました。
ディーラーに相談したところ、「ぱっと見では気づかないかもしれない」と言われましたが、それでも私は「ルールはルール」と考え、正規の手続きを踏んで構造変更を行いました。
その結果、通常ならディーラー入庫時に取り外さなければならない部品も、正式に構造変更を通していたため、問題なくそのまま預けられるようになりました。
ディーラーは違法改造の疑いがある車両について、監査対応や認定工場の取り消しリスクを避けるために入庫を断るケースがあります。
その意味でも、車を合法的な状態に保つことは、整備を受ける側・する側の両方にとって大切なことです。
昨晩も、ヘッドライトとは別に水色のライトを前面に取り付けていた車や、極端な“鬼キャン”の車を見かけました。
車は趣味の世界でもありますが、やはり「公道を走る」ということを忘れてはいけません。
警察にも、単なる「点数稼ぎ」のような検挙ではなく、あからさまな整備不良やルール無視に対して、道路交通の安全という観点からしっかりと取り締まってほしいと感じます。
私たち一人ひとりが、「交通ルールを守ること」が自分や周囲の命を守ることにつながるのだという意識を持つことが、何より大切なのではないでしょうか。